2019.07.25
こんにちは、オスカー釣り部です。最近…「幽霊魚」を釣りに行ってきました。
幽・霊・魚・・・・とは、はたしてどんな魚なのでしょうか?名前だけ聞くと、ようはお化け魚です。とても積極的に釣りたいと思える名前ではないですね(笑)
しかしながら、実は釣って楽しく、そして食べて美味しいこの魚は、皆さんご存知の人気の魚なのです!また、幽霊魚は全国的に釣れますが、その中でもなんと「富山湾」は、県外からのアングラーにも注目をおかれている、有数の幽霊魚釣り場なんですね。
普段、幽霊魚は深場にいるのですが、産卵や捕食等のために浅場に移動してきます。富山では浅場に移動してくるこれらの時期を狙って幽霊魚釣りが盛んになり、通常は6月頃と11月頃の2回機会があります。
富山湾の特徴として海岸から急激に深くなっていく地形があります。またその深場に向かって大きな河川がいくつも流入しているため、海底には浅場から深場へ続く道筋があり、その道筋を辿って普段深場に住む幽霊魚が、岸際に寄りやすくなっています。これらの特徴から「富山湾」は岸からすぐ近くの大河川の河口で「幽霊魚」釣りが楽しめるという、国内有数の釣り場となっているのです!
さてそんな幽霊魚の釣り方ですが、魚の切り身を餌にした、餌釣りや、ジグと言われる疑似餌を使ったルアー釣りがポピュラーです。
我々は今回餌釣りで挑戦しましたが、早朝の開始早々は余り餌には釣れず、ジグで釣っておられた同乗の方々が数を多く釣られていました。しかしながらしばらくすると、ジグへのアタリが少なくなり、今度は餌釣り師が釣れ出しました。この日のように幽霊魚は少し前まで順調に釣れていたのに、何故か急に釣れなくなることが多々あり、釣り師を困らせます。
こうなると釣り師側としてはルアーの色を変えてみたり、竿の動かし方を変えてみたりと試行錯誤するのですが、なぜ釣れるのか?そしてなぜ釣れなくなったのか??が分かりにくく「幽霊魚」は我々アングラーにとって謎が多い魚、即ち「幽霊のような魚」と言われる所以の一つとなっています。
そしてもう一つの理由は、その「神出鬼没」さです。前述のようにこの日も大河川の河口を中心にいくつかポイントを廻りましたが、どの場所でも釣れたわけではありませんでした。船長曰く最近までよく釣れたポイントでは釣れなくなっており、かなり離れた他の釣り場で調子が良かったようです。まるで、「幽霊が急に消えて」、違うところに出没したかのような感じなのです。この神出鬼没さ故、この魚が幽霊魚と呼ばれているようです。
こんな感じで幽霊魚に悩まされつつも試行錯誤を重ね、我々のクーラーBOXも早朝から半日ほどでそこそこ賑やかになりました!
引っ張りましたが(笑)こちらが多くの釣り師を魅了する謎多き魚「幽霊魚の正体」です!
そうです、幽霊魚とは食卓ではおなじみの美味しい魚「太刀魚」の事なんですね!
例年になく今年は曇り空が多いですが、そろそろ7月も終わりに近づき、1回目の太刀魚釣りのシーズンは閉幕しました。
でも大丈夫です、幽霊はまたやってきます!また秋には富山湾の浅場めがけて沢山の幽霊が接岸してきます!あまたの釣り師をとりこにする魅惑の魚「幽霊魚」この「謎」にあなたも挑んでみませんか(笑)!